もっと評価されるべき麻雀漫画『リスキーエッジ』【Kindle Unlimited対象】

リスキーエッジ 1 (近代麻雀コミックス)

リスキーエッジ 1 (近代麻雀コミックス)

 

 埋もれた名作、隠れた良作と麻雀漫画ファンの間で評価が高いこの作品、『近代麻雀』で連載されていた押川雲太朗先生の『リスキーエッジ』を紹介しよう。

上の画像は結局2巻までしか発売されなかったコミックスの表紙で、続編をコンビニ本で初単行本化し、後にKindleで発売され、現在全巻がKindle Unlimited読み放題タイトルになっている。

ちなみに、Kindle版の表紙はこれ×10

リスキーエッジ  1

リスキーエッジ  1

 
リスキーエッジ    10

リスキーエッジ    10

 

 作品を知らないと、ちょっと手に取りずらく、麻雀漫画ということすら伝わらない可能性まであるw

ファンとしてはもう少し表紙に力を入れてほしかったところだが、内容は本当に面白いので騙されたと思って1巻をダウンロードしてほしい。

主な登場人物

【麻雀しか無い男】吉岡

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(出典:『リスキーエッジ』)

主人公の吉岡光正。どんな苦境にあっても、絶対にあきらめない。天涯孤独になった15から麻雀で戦い生きてきた。青柳の経営するビルの麻雀ルームで代打ちとして働く大学生。

【大学の後輩】春香

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(出典:『リスキーエッジ』)

吉岡に助けられ一緒に暮らすことになる。いつも笑顔で大人しそうに見えるが、勝負の場を作るため賭場を開帳するなど、大胆な一面も持っている。

【越えるべき存在】青柳

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 (出典:『リスキーエッジ』)

ビルで多種多様な賭場を経営しているが、本職は麻雀。誰もが不敗の麻雀打ちとして一目置いている。この青柳に勝ち頂点に立つため吉岡はがむしゃらにはい上がっていく。

【天上位3連覇】鎌田

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(出典:『リスキーエッジ』)

競技麻雀の一流プロで吉岡を潰すために雇われた刺客。吉岡と春香が始めたマンション麻雀店に訪れる。

【地元の仲間】寺田

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(出典:『リスキーエッジ』)

師匠と呼べる存在で、吉岡とも青柳とも関係が深く二人を引き合わせる。かつて関東ナンバー1の打ち手と呼ばれていた。

【楊夫人の代打ち】ロバート

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(出典:『リスキーエッジ』)

楊夫人の別荘で行われる見せ金1億円の高レート麻雀で代打ちをしている。対局者の捨て牌やしぐさなどから牌のありかや待ちを正確に読むことができる。

押川漫画の魅力について 

まず一番の魅力はキャラクターである。

押川漫画では使い捨てキャラがほとんど存在しない。

上では紹介しきれなかった、大友らアキラなどの脇役も、麻雀漫画に登場するプロ雀士=かませかと思われた鎌田にも最後までしっかり出番がある。

主人公と絡むことで登場するのではなく、とても自然にキャラたちが動くので『リスキーエッジ』は登場人物がそれぞれの物語をもった群像劇にも見える。

そこが麻雀漫画にとって重要で、まったく違う背景、考えをもった人間が同じ麻雀というゲームをしているという面白さに繋がっている。

二番目の魅力は麻雀の闘牌シーン。

麻雀を知らなくても、『ヒカルの碁』のように雰囲気で楽しむこともできるが、麻雀を知っているとより一層面白いのがこの『リスキーエッジ』だ。

麻雀は4人でするゲームというのは万人の知るところだが、差し馬というルールで行われる麻雀については、馴染みがないのではないかと思う。

差し馬とは、2人以上のプレイヤー間において、終了時の着順が下位の者が上位の者に一定の点数を支払うルールのことである。

このルールにより、打牌選択に幅が出て、戦略が生きてくる。

麻雀漫画ではわりとよく見るルールで『アカギ』の鷲巣麻雀なんかもそう。

『リスキーエッジ』では差し馬をやっている2人だけがメインになることなく、あくまで麻雀は4人でやるゲームだと思えるように闘牌シーンがしっかりと練られている。

これは、同じ名作麻雀漫画でも『哲也』や『咲-Saki-』では感じられない快感だと思うので、ぜひ麻雀好きにはおすすめしたいと思う。

最後に、絵が苦手かもという人は、『カイジ』の福本先生や『キングダム』の原先生の漫画を思い出してほしい。

個人的には緊張と弛緩がある押川先生の絵は大好きだけど、知名度のない漫画は絵で読まない人も多いのは事実。

以前書いたおすすめ漫画のエントリでは10位にランク付けした。

sotsusotsu.hatenablog.com

Kindle Unlimitedでは『リスキーエッジ』の他にも『根こそぎフランケン』『Let's Go なまけもの』『麻雀小僧』など押川雲太朗先生のおすすめ漫画がたくさん読める。

ただ、解約すると読めなくなるので、気に入った作品はKindleで購入しよう。

『リスキーエッジ』のコミックスが2巻までしか発売されず、期待薄ながらずっと続巻を待ち続け、コンビニ本で初単行本化された時は本当に嬉しかった。

通販で毎月取り寄せた日々が懐かしい。

こうやって『リスキーエッジ』を気軽に読めるようになるなんてスゴイことだ。

さぁみんな読もう!