Kindle Unlimitedで読んだ本とコミック(6):2017/03
継続中の定額サービス、Kindle Unlimitedの備忘録です。
無料体験からKindle Unlimitedを使い始めて、半年が経ちました。
累計で、本は29冊、コミック60冊、写真集1冊という結果でした。
詳しい内容は、過去記事にまとめています。(今は読めなくなった本多数。)
☆4以上のものについては簡単な感想を書きました。
※作品の☆は個人的なもので、Amazonの評価ではありません。
ちゅぱからぶ (1)/ (2)/徳山るーしー
★★★★☆
嫁探しのため、日本にやってきたイケメンは、UMA(未確認動物)のチュパカブラ。
モンゴリアン・デスワームや、フラットウッズ・モンスターなど、他のUMAも続々と登場して、わちゃわちゃ楽しい雰囲気が◎
さらっと読めるのに、全4巻でうまくストーリーもまとまっている。
人外アニメが、流行っている今、ぜひアニメ化してほしい作品。
隣人13号 第1巻/井上三太
★★★☆☆
ひとりストリップ/貫洞沙織
ひとりストリップ 作者: 貫洞沙織
★★★☆☆
お菓子とビール/サマセット・モーム
★★★★☆
モームの小説は、いろんな訳者に翻訳されているが、中でも、龍口直太郎さんの翻訳が好きだ。
他の訳者さんと全部比べたわけではないけど、わたしにしっくりくるのは、瀧口さんだった。
『お菓子とビール』は、回想を巧みに使い、場面が過去に移動する。
小説家である主人公の少年時代、青年時代、そして現在。
その時々に、対峙した人への感情の動きが、ありのままに描かれている。
負の感情をまるで隠さない、手厳しい描写に、清々しさすら感じてしまう。
モームの一番のおすすめは『月と六ペンス』だが、この小説もやっぱり面白かった。
笑いのカイブツ/ツチヤタカユキ
★★★★☆
若林正恭さんの『社会人大学人見知り学部 卒業見込』に登場するハガキ職人が彼だ。
この作品は、cakes連載から書籍化された私小説で、6章からなる。
森絵都さんの『カラフル』のような、子どもから大人まで楽しめる作品に仕上がっていた。
でも、普通に面白い。という表現になってしまうかもしれない。
マグマのようにドロドロしたものを期待していたせいで、拍子抜けしてしまった。
もっと、早くに書いてほしかったように思う。
まとめ
本3冊、コミック3冊という結果でした。
Kindle Unlimitedで読める、グーテンベルク21のシリーズは、読みたい本がたくさんあります。
龍口直太郎さん翻訳のサマセット・モームの作品は、とくにおすすめです。
『笑いのカイブツ』は、新刊なのに、Kindle Unlimitedで読めて嬉しかったです。
ユーザーも変化を求めているので、今回のように、人気本が追加されたのはよい傾向ですね。
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