ヒストリエ9巻

ほぼ、2年ぶりに新刊が出ましたね!

人のブログで9巻表紙を見て、すぐに本屋に駆け込みました。


わたしが、連載中のマンガで新刊を一番楽しみにしているのがこの「ヒストリエ」なのです。

寄生獣」の岩明均による歴史漫画で、アレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの生涯を描いています。

・・・なんか難しそうと思った人、大丈夫です!囲碁のルールを知らなくても「ヒカルの碁」が面白いように、中国の歴史を知らなくても「キングダム」を楽しめるように、全く問題なく読めます。


しかも歴史漫画という大きな流れよりもこの物語の主人公エウメネスの魅力、それのみでマンガを読めてしまいます。なんかもう信じられない…岩明均先生さすが神。


こんなに好きになれる主人公は初めてで、過去に読んだすべてのマンガを思い出してみても、好きなマンガ=好きな主人公なんてことはなかったんです。


カイジシリーズ」は好きだけど伊藤カイジを好きではないですしw

エウメネスは実在した人物ですが、表情とかつっこみとか人間味溢れる作者の創作のエウメネスがかっこよすぎて惚れ惚れします。


ヒストリエ」は1巻が2004年に発売されほぼ10年が経っていて、2年に一回新刊が発売されます。全体から見て今はどこらへんでしょうか?

わたしの希望としてはちょうど折り返し地点がいいです。せめてあと10巻は物語を楽しみたいので。


「物語には着地点があって、うまくそこに辿り着けた作品は幸せだ」という岩明均先生の言葉があります。

この物語が幸せな作品になることを願っています。先生お体に気を付けてがんばって下さい。

★★★★★

ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)

 

 

ヒストリエ(9)

ヒストリエ(9)