いままで働いたことのある会社の10年間の株価と決算書を調べてみた
株に興味を持って最初にすることといったら、自分の働いている会社の検索ですね。
そんなノリで過去に就職やバイトで働いたことのある会社の10年間の株価や損益計算書(P/L)をみていこうと思います。
あ、すごい転職をくりかえした人みたいなタイトルですが、ただのバイト戦士ですので。
それでは、いきましょう。
まずは人生初バイトのあの会社から!!
日本マクドナルドホールディングス(株)【2702】
ブランドイメージがズタボロの「マクドナルド」、全盛期を知っていると、こんな未来は想像出来ませんでした。
ただ、営業利益の下げが酷く、売上高も右肩下がりにも関わらず株価は安定しています。
日刊ゲンダイ|なぜ? 業績最悪でも株価下がらぬ日本マクドナルドの不思議
JASDAQ銘柄で、外国人の投資家が多いことや、株式優待と配当が売りを抑えていると専門家は考えているようです。
期限切れ中国産鶏肉問題や、商品の値上げ、新商品の迷走など悪いニュースばかりの「マクドナルド」に復活する日は来るのでしょうか。
日本KFCホールディングス(株)【9873】
東証2部
三菱商事の連結子会社で東証2部上場のこの会社は、「ケンタッキー」だけでなく、宅配ピザの「ピザハット」の運営もしています。
株価は順調ですが、円安による原材料価格上昇の影響により利益が減少してるようです。
「ケンタッキー」の第1号店は1970年11月に名古屋で開店し、「マクドナルド」は翌年1971年7月に第1号店を東京銀座三越1階に開店しています。
この2つの会社を比較してみましょう。
貸借対照表・BS
損益計算書・PL
あまり比較になりませんが、ほぼ同時期に会社が設立されたことを知ると興味深い結果です。
貸借対照表を見ると、外食産業の頂点に立った「マクドナルド」なだけあって、総資産が桁違いです。
そして 損益計算書、2014年の「マクドナルド」の純利益…これはなかなかwww
(株)ダスキン【4665】
「ダスキン」は英語のダストと日本語の雑巾の造語です。
「ダスキン」が「ミスタードーナツ」の運営をしているのは有名で、他にもさまざまなフード事業を展開してます。
利益は右肩下がりですが、直近の業績予報の修正によると、クリーンケアは好調でフードが足を引っ張っているようです。
ちなみに「ミスタードーナツ」も1971年に第1号店の箕面ショップがオープンしています。
(株)テイツー【7610】
こちらは古本及び新品とリサイクル品のゲーム・CD・DVDの買取・販売を行う「古本市場」を運営している会社です。
DS発売が2004年、Wii発売が2006年でしたが、その後のスマホゲームブームやダウンロード販売の拡大など状況は益々厳しくなる一方ですね。
年初来安値35円が上場来安値で、今は1株が40円ほどなので100株4000円で買えますが、2013年に仕手株化したのか60円から140円に謎の急騰が見られます。
(株)バンダイナムコホールディングス【7832】
東証1部
「バンダイナムコ」はトイホビーSBU・ネットワークエンターティメントSBU・映像音楽プロデュースSBUの3本柱。
昨年は「妖怪ウォッチ」が大ブームでしたが、今年の上方修正の資料を見てみると海外で「ドラゴンボール ゼノバース」が、国内で「ラブライブ」が好調のようです。
主要IPは「妖怪ウォッチ」や「ラブライブ」など新しいものもありますが、「ドラゴンボール」や「機動戦士ガンダム」「アイドルマスター」などいったい何年間会社を支え続けているのか、強すぎて感心するレベルです。
主要IPのご紹介 | 事業紹介 | 株式会社バンダイナムコホールディングス
(株)良品計画【7453】
東証1部
株価も売上高も営業利益も右肩上がりで2015年3~8月期の連結決算は、同期間として過去最高を更新しています。
無印良品はネットストアもそうですが、店舗の商品管理のシステムも進んでいます。
バーコードとネットで何でも調べることが出来、他店舗からの取り寄せも可能です。
ネットストアは店舗の在庫を調べること以外にも、ネットの商品を店舗で試着してから購入することができる(送料無料の店舗受け取り)便利なサービスがあります。
エイチ・ツー・オー リテイリング(株)【8242】
阪急、阪神百貨店、スーパーオアシス、スーパーイズミヤ等を展開しています。
全体的に店舗はこぢんまりとしていますが、この大きさに慣れているので、イオン系の複合商業施設は逆に広すぎて戸惑います。
インバウンド消費(海外からの訪問客)の好調で売上高、利益ともに増加しています。
J.フロント リテイリング(株)【3086】
百貨店大手の大丸と松坂屋が統合、子会社にパルコがあります。
こちらも訪日客向け免税品が伸び、中国富裕層の爆買い等インバウンド消費が好調のようです。
この複合小売り3つの会社を比較してみましょう。
貸借対照表・BS
損益計算書・PL
こんな感じになりました。
百貨店は利益率が低いとは聞きますがこれほどですか。
「エイチ・ツー・オー リテイリング」は「良品計画」よりも売上高が 高いにも関わらず利益は「良品計画」の方が上回っています。
そして「J.フロント リテイリング」がこの3社の中では総資産も、売上高も上でしたね。
それでは、国内流通首位のイオンと比較してみましょう。
貸借対照表・BS
損益計算書・PL
こうなりましたwww
3つ目の会社「ファーストリティリング」は「ユニクロ」さんです。
貸借対照表を見てみると、小売り業の覇者「イオン」の総資産はそびえ立っています。
損益計算書では商品の企画・開発から製造・販売まで一手に担うSPA方式を採用している「ユニクロ」の利益率の高さが伺えます。
まとめ
思いつきでやってみましたが、個人的にとても楽しめました。
とくに、表やグラフを使った比較だと一目でわかるのが面白かったです。
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