Amazonプライム・ビデオで見たアニメと映画(2):2018/04

継続中の定額サービス、Amazonプライム・ビデオの備忘録です。

最近使ってなかったサービスを、もっと利用しようという企画です。

毎月、Amazonプライム・ビデオで、アニメ、邦画、洋画を視聴します。

そしてその中から、おすすめの各1作品をピックアップして紹介していこうと思います。

 

今月のアニメ

幼女戦記(全12話)

ラインの悪魔

ラインの悪魔

 

★★★★★

2017年冬アニメ、原作は小説投稿サイト「Arcadia」にて連載された小説です。

ライトノベルとして出版され人気になり、マンガ、アニメと展開しています。

リアルタイムでアニメが放送されているときは、全くノーチェックでしたが、放送後の高評価が気になり視聴を決めました。

とくに、『幼女戦記』の幼女の中身はおっさん。という情報に食いつきました。

もし転生したのが少年であっても、面白く展開することは可能でしょうが、この幼女に転生するという舞台装置がユーモアとして非常に効いていました。

それは、中の主人公の人格とのギャップでもありますし、まさか少女が軍を率いて戦争をしているという姿だったりします。

アニメーション制作は今作が初元請けのNUTという会社でした。

色彩のバランスがよい丁寧な作画で、戦闘シーンもよかったです。

OP、ED、挿入歌、効果音などの音響も素晴らしく、主役を務める悠木碧さんの演技は最高でした。

言ってしまえば、アニメに求めるものが、すべて詰まった作品だと思います。

 

幼女戦記 1 Deus lo vult

幼女戦記 1 Deus lo vult

 

 

今月の邦画

卍(まんじ) [DVD]

卍(まんじ) [DVD]

 

★★★★

谷崎潤一郎の小説『卍』を原作とした映画です。

何回もリメイクされているそうですが、これは最初の1964年版でした。

人妻でありながら、同性愛の関係に嵌まってしまう園子を岸田今日子さんが演じ、相手役の光子を若尾文子さんが演じています。

昔は、現在は文学として認識されている小説もどんどん映画化されていたんですね。

そういえば、阿部公房の『砂の女』も岸田今日子さんが出演されていました。

言葉遣いやビジュアルなど、今だからこそ新鮮でお洒落と感じる60年代。

付けまつげの、おめめパッチリメイクも今と重なるところがあります。

予告編を見て、エロティックな展開があると期待して観るとガッカリするかもしれません。

映画じゃ物足らなかった人には、青空文庫で小説もあるのでそちらで補完して下さい。

 

卍

 

 

今月の洋画

イリュージョニスト

★★★★

アカデミー賞にもノミネートされた、フランスのアニメ映画です。

1950年代のヨーロッパを舞台に、マジシャンのタチシェフと、彼のことを本物の魔法使いだと信じてついてきた、押し掛け家出少女アリスとの交流を描いた作品。

脚本はジャック・タチさんのオリジナルで、シルヴァン・ショメさんが監督です。

まるで動く絵本のような自然な動きのアニメーションに心が奪われました。

ロートレックの絵画のような色づかいが、音楽やキャラクターともマッチしていました。

日本での公開には、三鷹の森ジブリ美術館も関わっており、ジブリ作品の美術が好きな人にもおすすめです。

 

まとめ

今さらですが、Amazonプライム・ビデオで取り扱っている作品の多さには驚きました。

60年代の邦画や、ミニシアター系の外国のアニメーションまで実に幅広いラインナップです。

毎月、アニメ、邦画、洋画の各1作品という縛りがあるので、作品を選ぶのも楽しくなってきました。

記事では何本か観た中から一番面白かったものを選んで紹介しています。

Amazonプライム・ビデオで観れるおすすめ作品があれば、ぜひ教えてください。

 

過去の記事

sotsusotsu.hatenablog.com