図書館で借りて読んだ本(11):2018/01
図書館で借りて読んだ本の備忘録です。
本には、単行本と文庫本がありますが、わたしは文庫本が好きです。
なぜかというと、文庫本はほとんど規格が同じなので、はじめて読む本でも書体や文字間に慣れており読みやすいからです。
電子書籍も同じ理由+読み上げ機能があるので、さらに読みやすいと感じています。
そんなわけで、単行本を読んでいて難しいと感じたときは電子で買い直すことがあります。
☆4以上のものについては簡単な感想を書きました。
※作品の☆は個人的なもので、Amazonの評価ではありません。
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録/井川意高
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版 (幻冬舎文庫)
- 作者: 井川意高
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/01/31
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
★★★★☆
この本を手に取る99.9%が、バカラで106億も溶かす、賭ケグルイ要素を期待しているだろうに、前半はずっと、作者のこれまでの仕事っぷりについて綴られている。
とくに面白くもない話を自慢げに話し続けるところは、もはやフリでしかない。
あまりに長いので、途中何を読まされているのか分からなくなったが、オチを見るため結局最後まで読んでしまった。
宇宙と人間 七つのなぞ/湯川秀樹
★★★★★
ノーベル賞物理学者の湯川秀樹さんが、宇宙、生命、物質、人間の心や言葉など七つのテーマを、少年少女でも読めるように、やさしく語ったエッセイ。
今までになかった考え方や知識を得ることができ、もし、この本を子供の頃に読んでいたら、科学との付き合い方もずいぶん違っていただろう。
もっと早くに出会いたかった。
NHK 囲碁講座 2017年 8月号
★★★★☆
囲碁講座のテキスト。
8月号は、司会のダイアナさんが表紙。
まとめ
本3冊でした。
『宇宙と人間 七つのなぞ』は11月に読んだ『ドミトリーともきんす』の中で紹介されていた本でした。
ノーベル賞物理学者の書く本は、凡人には理解できない難しい本ばかりかと思いきや、この本のような、子供向けで大人も楽しめるエッセイも書かれていたとは知りませんでした。
過去の記事
コミックDAYSのキャンペーンで読んだマンガ
コミックDAYSが、プレオープン記念の全作品2000話超無料キャンペーン中です。
コミック1冊がだいたい5~10話なのを考えると、200冊以上が読める計算になります。
キャンペーンの期限は3/1まで、1日からアプリ配信と無料連載がスタートします。
コミックDAYSのキャンペーンで読んだマンガをピックアップしました。
※作品の☆は個人的なもので、Amazonの評価ではありません。
バギーウィップ(1)/大野すぐる
★★★★☆
癖の強い絵柄だけど不思議と読みやすい、高校テニス漫画。
初心者レベルの主人公が、元プロの高校の先輩にコーチしてもらい、どう成長するかというお話。
ブルーピリオド(1)/山口つばさ
★★★★★
主人公が絵に興味を持つ過程を丁寧に描いた1巻の出来がすごくいい。
回想シーンで知るのではなく、その瞬間を目撃できた喜びがあった。
美術受験という一見、創造的で、その実ただただ地味なこのテーマをどう扱っていくのか、今後の展開が楽しみ。
累(1)/(2)/(3)/松浦 だるま
★★★☆☆
醜い顔の主人公が顔と声を入れ替えることのできる口紅を使い女優の道を歩むお話。
1巻を読みながら、顔を替えて本人のふりして嘘を言い、周囲に気づかれずに復習したり、最終的には顔を入れ替え、殺人を犯すサスペンスだと予想していたが全く違ったw
カカフカカ(1)/(2)/石田拓実
★★★★☆
シェアハウスで中学の元カレに遭遇し、突然アレがたたない悩みを打ち明けられる。
なぜか主人公には反応したので、協力をお願いされてしまうというお話。
変なきっかけだけど、添い寝をしてドキドキしちゃうのとか分かるなー。
しったかブリリア/珈琲
★★★☆☆
知ったかぶりをする主人公(男)が面白いマンガ。
今はwikiとかネットがあるから、こういうキャラもリアリティあるな。
なんだかんだ、主人公が努力家だったりする。
『コジコジ』の物知りじいさんを、なんか久しぶりに思い出した。
ザ・ファブル(1)/(2)/(3)/(4)/(5)/南勝久
★★★★☆
プロの殺し屋が、1年間仕事を休んで一般人の生活をやってみるというお話。
表紙に騙されて、ハードボイルド系と勘違いするけど、日常系コメディなのだ。
ヤクザとか出てくるけど、全編ゆるい感じで読みやすく、フフッと笑えて面白い。
まとめ
とりあえず、ここらへんでまとめます。
他には『山賊ダイアリー』3巻まで、『アルキメデスの対戦』2巻まで『CITY』1巻を読もうと思ってます。
今回のキャンペーン対象作品の中から個人的なおすすめはこちら。
『ヒストリエ』5巻まで
『ザ・ファブル』5巻まで
『大上さん、だだ漏れです。』1巻
『ブルーピリオド』1巻
Kindle等の電子書籍配信アプリの無料キャンペーンで見かけないものを選びました。
iPadで電子マンガを読んでいるので、3/1のアプリのリリースが楽しみです。
図書館で借りて読んだ本(10):2017/12
12月に図書館で借りて読んだ本は1冊だけでした。
記事を書くのを後回しにしており、久しぶりの更新になりました。
☆4以上のものについては簡単な感想を書きました。
※作品の☆は個人的なもので、Amazonの評価ではありません。
史上最強の哲学入門/飲茶
★★★★★
『哲学的な何か、あと科学とか』というサイトを運営している飲茶さんの3冊目の本。
倫理の授業もセンター試験も受けたし、今さら入門書を読んでも、それほど面白くないだろう。というわたしの考えは簡単に覆された。
飲茶さんの語り口と哲学者たちのエピソードの面白さは予想を遥かに越えていた。
今までの哲学入門書に足りなかった「バキ」(グラップラー刃牙)テイストを持ち込んだという今作はエンターテイメントに満ち溢れている。
まとめ
『史上最強の哲学入門』は西洋の哲学者のお話でした。
これと対になるのが『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』
こちらは、Kindleで購入しようと思います。
紙の本もいいですが、メモしたい内容のときは電子書籍が便利です。
飲茶さんのサイトと同タイトルの1冊目の書籍『哲学的な何か、あと科学とか』を紹介した記事です。
こちらも哲学を取り扱った面白く興味深い本です。
Kindle Unlimitedの備忘録
過去の記事
Kindle Unlimitedで読んだ本とコミック(15):2017/12
定額サービス、Kindle Unlimitedの備忘録です。
15ヵ月使ってきた、Kindle Unlimitedですが、一旦サービスを停止しました。
積読も増えてきたので、それらを消化していこうと思います。
ボタン一つで入会も終了も簡単なので、また利用することもあるでしょう。
☆4以上のものについては簡単な感想を書きました。
※作品の☆は個人的なもので、Amazonの評価ではありません。
目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1/おおひなたごう
★★★★☆
食べ方にとことん拘ったギャグマンガ。
あたりまえだと思っていた食べ方が人とは違うのが興味深い。
これは、日本の食文化研究といってもいいんじゃないかな。
P-man (English Edition) /Hobiwo&Masuwo
★★★☆☆
あひる/今村夏子
★★★☆☆
俺たち妊活部/村橋 ゴロー
★★★★☆
男性側からの不妊治療に関する本で、100人への取材でのリアルなエピソードが綴られている。
作者の行った不妊治療も、親しみやすい語り口で詳細に記されており、これから治療を考えている人には助けになる1冊になると思う。
まとめ
本3冊、コミック1冊という結果でした。
全然読めていないので、一旦止めるのもしょうがないですね。
しかし、1年以上続けてきた、『Kindle Unlimitedで読んだ本とコミック』という企画を終わらせるのは残念です。
サービスを利用して、どんな恩恵に与るかを可視化したい気持ちはまだあるので、また似たような企画を考えて来月からはじめようと思います。
過去の記事
2017年漫画アカデミー賞をやってみた【個人的に】
漫画アカデミー賞を作ろうという増田の企画が面白そうなのでやってみました。
作品賞…総合評価、現状の漫画賞と同一。
作者(ネーム)賞…優れた漫画を演出した作者に贈られる賞
男性主人公キャラ賞…印象に残った男性主人公キャラが受賞
女性主人公キャラ賞…印象に残った女性主人公キャラが受賞
作画賞…優れた漫画作画に贈られる賞
美術賞…優れた背景・小道具・大道具・機械美術、デザインに贈られる賞
脚色賞…優れた小説やドラマ原作の漫画に贈られる賞
擬音賞…優れた擬音表現・音に関する描写に贈られる賞
短編漫画賞…20ページ以下で完結する優れた短編漫画に贈られる賞
脇役男性キャラ賞…脇役キャラに贈られる賞
脇役女性キャラ賞…脇役キャラに贈られる賞
視覚効果賞…優れた漫画表現に贈られる賞
脚本賞…優れた物語、セリフ描写の作品に贈られる賞
外国語漫画賞…日本語翻訳された海外製漫画に贈られる賞
衣裳デザイン賞…優れたキャラクターの衣装デザインに贈られる賞
長編ドキュメンタリー賞…50ページを超える実録・ドキュメンタリー漫画に贈られる賞
短編ドキュメンタリー賞…50ページ以下の実録・ドキュメンタリー漫画に贈られる賞
キャラクターデザイン賞…優れたキャラクターのデザインに贈られる賞。
単行本デザイン賞…表紙美術、単行本カバーデザインに贈られる賞
特別賞…毎年贈られる賞ではなく、何らかの漫画への功労賞。新たな技法を編み出したとか。
増田では、ノミネートされる作品はその年に発表された回、その年に終わった漫画。となってましたが、今回は1年間に読んだマンガから選出しました。
※注意事項
・一つの作品を複数の部門で選ぶこともあります。
・個人の独断と偏見で選んだ内容になっています。
作品賞…『モブサイコ100』/ONE
第62回「小学館漫画賞」(少年向け部門)受賞もしてる『モブサイコ100』。このマンガに賞をあげたい気待ちはよく分かります。連載は終わっても、埋もれてほしくないマンガです。ギャグマンガだと思って手に取らないのはもったいない。少年向けだと思って大人が読まないのはもったいない。みんなに読んでもらいたい作品なので、作品賞は『モブサイコ100』に決定!
(出典:『モブサイコ100』)
作者(ネーム)賞…『アオアシ』/小林 有吾
Jユースを本格的に取り扱った漫画がないことに注目し、この漫画が企画されたそうです。最初は興味がなかった分野でこれだけ面白いストーリーが作れるんですね。試合中の心理描写一つ一つ、キャラクターたちの心情が深く反映されています。女の子のキャラクターが可愛いところもおすすめです。
男性主人公キャラ賞…『アオイホノオ』からホノオ モユル
主人公が目立つ漫画が、少なくなってきましたが、ザ・主人公と言える活躍を見せているのが、ホノオモユル。既刊18巻でマンガも益々面白くなり、勢いは止まりません。ドラマもよく出来ていたので、続編もぜひお願いします。
女性主人公キャラ賞…『素適な彼氏』から小桜ののか
彼氏が欲しい女の子、小桜ののかちゃん。元気で頑張り屋さんで、表情がコロコロ変わってとにかく可愛いんです。河原先生の描く、女の子はみんな可愛いんですけど、一押しの主人公です。
作画賞…『わたしは真悟』楳図かずお
楳図先生は、ホラーの劇画風の顔のイメージがありますが、『わたしは真悟』では、精密で、線がカッコいい作画をたくさん見ることができます。各話の扉絵は、一枚の絵としての完成度が高すぎて、もはやアート作品と言えるでしょう。
(出典:『わたしは真悟』)
美術賞…『映像研には手を出すな!』/大童澄瞳
優れた背景、デザインに贈られる美術賞に相応しい作品です。マンガを読んでるのにアニメーションを見ているかのよう。作画だけにとどまらず、セリフ回しも各タイトルも洒落ています。表紙デザインも良し『映像研には手を出すな!』という勢いのある題名もいいですね!という死角なしの作品です。
(出典:『映像研には手を出すな!』)
脚色賞…『バッカーノ!』/成田良悟/藤本新太
脚色賞とは、要はコミカライズです。『バッカーノ!』とはイタリア語で「馬鹿騒ぎ」を意味する言葉です。原作は小説で、アニメ化もされました。大筋はそのままに話の順番だけ変えた、アニメにわりと忠実なコミカライズ作品でした。
擬音賞…この世界の片隅に/こうの史代
擬音賞は、『この世界の片隅に』のこのページです。
(出典:『この世界の片隅に』)
短編漫画賞…『第七女子会彷徨』/つばな
短編オムニバス作品です。このブログでも何回も紹介している、SF×女子高生×ギャグの奇想天外なSFマンガです。ありがちな雰囲気マンガではなく、しっかり会話で読ませます。金やんと高木さんのやりとりだけでも永遠に読んでいたいくらいです。
脇役男性キャラ賞…『モブサイコ100』から霊幻新隆
「霊とか相談所」を営む自称霊能力者の霊幻新隆。主人公の師匠です。主人公のモブの超能力を利用しながらも、精神的に彼を支える役割も果たしています。『モブサイコ100』は、中学生のモブの視点、大人の霊幻新隆の視点、その他の登場人物の視点がある群像劇風の作品です。霊幻新隆が出てくるシーンは、毎回期待を裏切りません。そして物語の構造上、彼の魅力のすべてを知るのは、神の視点で見ている読者だけなのです。
脇役女性キャラ賞…『ブスに花束を。』から鶯谷すみれ
まず、『ブスに花束を。』は、少女漫画にありがちな、「はぁ…私ブスすぎて辛い…」と言いつつ、普通に可愛いくてモテる主人公が出てきません。田端花ちゃんという、少し自虐的な眼鏡女子が主人公です。表紙の左下、クラス1の美少女、鶯谷すみれちゃんは、表紙右上の上野くんに片思い中のライバル役です。しかし、そこもテンプレ通りじゃありません。アピールが上手くいかず、「おのれ田端ぁ」と悔しがるところが笑えます。すれ違いコントみたいな面白さが癖になるコメディマンガです。
視覚効果賞…『ピンポン』/松本大洋
視覚効果賞は、『ピンポン』です。あえて語る必要がないですね。
(出典:『ピンポン』)
脚本賞…『トクサツガガガ』丹羽庭
優れた物語、セリフ描写の作品に贈られる脚本賞。「本を読みたい!TV観たい!帰って寝たい!はなぜ「用事」として認められないのか!」というシーンです。特撮オタク女子の葛藤を描いたこのマンガでは他にも、共感できるセリフが多々出てきます。特撮とストーリーの絡め方も秀逸で、テンポ良く読める楽しい作品です。
(出典:『トクサツガガガ』)
外国語漫画賞…チーズインザトラップ
韓国のマンガで、日本では単行本化はしておらず、『XOY』というアプリで読むことが出来ます。大学生の女の子の恋愛話ですが、主人公の周りには自分勝手な人ばかりで常に迷惑をかけてきます。本性が分からない先輩との恋愛はどうなってしまうのか気になって、読み出したら止まりません。
衣裳デザイン賞…あげくの果てのカノン/米代恭
メイド服が可愛いのと、服をちゃんと重ねて着てる感じが伝わってくる作画が好みです。癖のある絵はそれだけでも個性で、SF×不倫というのも面白いけど、ちゃんと主人公がいい感じに可愛く思えるのは、顔だけじゃなくて服のおかげもあると思います。
長編ドキュメンタリー賞…ど根性ガエルの娘/大月悠祐子
「ど根性ガエル」の作者・吉沢やすみ先生の娘の大月悠祐子先生が、家族の衝撃エピソードを描きました。過去のことよりも、出版社を移って再出版したり、このマンガを描いたことでも変化があり、それをまたマンガに描くという試みが面白いと感じました。
短編ドキュメンタリー賞…マンガ家再入門/中川いさみ
ギャグマンガ家の中川いさみ先生が、ストーリー漫画に挑戦するドキュメンタリー漫画。まず、はじめに、一流マンガ家の先生たちに話を聞きに行くことにしました。大友克洋先生、松本大洋先生、一色まこと先生、東村アキコ先生、糸井重里さんetc…そうそうたる顔ぶれです。この方々と対談して、創作秘話をマンガでさらに面白く描いているのがこのマンガです。漫画好きの人なら必見の貴重な内容になっています。
キャラクターデザイン賞…/『おやすみプンプン』/浅野いにお
このマンガでは、主人公とその家族が、落書きのトリみたいな姿で描かれています。よく分からず読みはじめたものの、次第に慣れていきました。これまで浅野先生のマンガは、なぜか途中で興味がなくなり完走することができませんでした。『おやすみプンプン』を最後まで読むことができたのは、このプンプンのキャラクターデザインのおかげかもしれません。もしプンプンがプンプンじゃなく、普通に顔のあるキャラなら、すぐに読むのを止めていたような気がします。
単行本デザイン賞…青野くんに触りたいから死にたい/椎名うみ
レタリングで遊ぶデザインが増えてきました。その中でもやりすぎギリギリのバランスがカッコいいのがこちらの表紙。タイトルもよく分からないし、なんの情報も伝わってこないので、中身との落差がありすぎます。内容がわりとホラーなのに、色合いがキレイで爽やかなところもズルいです。
特別賞…HUNTER×HUNTER/冨樫義博
HUNTER×HUNTER モノクロ版 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
2017年、連載が再開され、コミックも発売した『HUNTER×HUNTER』。34巻の巻末には冨樫先生の解説も載っていました。2018年1月からまた連載再開するそうなので楽しみです。
おわりに
勝手に人の考えた企画をやってみたわけですが、とても楽しかったです。
(もし、不都合があれば、ブコメで教えて下さい。)
1年間に読んだマンガから選んだので、前回の記事と被っていますが、部門に分けてみるのも面白いと思いました。
作品を評価するマンガ賞は各種あるので、作画や視覚効果に特化した、ページ単位の評価があるマンガ賞が出来ればいいですね。
受賞作品の原画展を開催したり、アートとしてのマンガ需要はもっとあると思います。
俺マン2017で今年読んだマンガを振り返る
2017年は紙で読んだマンガよりも、iPadで読んだマンガの方が多い一年になりました。
#俺マン2017に参加したので、ブログでも振り返ってみたいと思います。
第七女子会彷徨/つばな
— そつそつ (@sotsu_sotsu) 2017年12月30日
モブサイコ100/ONE
アオイホノオ/島本和彦
アオアシ/小林有吾
働かないふたり/吉田覚
サイコロマンチカ/小出もと貴
青野君に触りたいから死にたい/椎名うみ
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿/天樹征丸
或るアホウの一生/トウテムポール#俺マン2017
#俺マン2017
第七女子会彷徨/つばな
★★★★★
SF×女子高生×ギャグ。
作者は、天才としか思えない、奇想天外なSFマンガ。
ありがちな雰囲気マンガではなく、しっかり会話で読ませるところが好き。
オムニバス形式だけど繋がってる話もあって、どれを読んでも面白い。
モブサイコ100/ONE
★★★★★
ついに完結してしまった…。
ONE先生の生み出すキャラの魅力がすごい作品。
原作は終わってしまったけど、アニメ2期をずっと待ってます!
アオイホノオ/島本和彦
★★★★★
プロデビュー前からの島本先生をモチーフにした自伝的作品。
勢いで笑わすタイプかと思いきや、抜群のセンスで向かってくるタイプ。
もう18巻まで出ているけど、今、新人漫画家時代の話になって更に面白くなってる。
アオアシ/小林有吾
★★★★★
Jリーグのユースを扱っているサッカー漫画。
最近のスポーツ漫画は、心情や戦略の言語化がされて、めちゃくちゃ面白い。
『アオアシ』はその上、ストーリーもキャラクターもいいから強い。
主人公は少年だけど、連載誌は『ビッグコミックスピリッツ』の青年漫画。
働かないふたり/吉田覚
★★★★★
不思議と読むと癒されるマンガ。
こんな生き方もありかなーと思ったり。
サイコロマンチカ/小出もと貴
★★★★☆
ネット記事の何かのサムネで気になって探し出した。
心理学×学園コメディ。
表紙からは全然分からないけど、ハイテンションなギャグマンガ。
ピンク髪の主人公も女子なのに、ただの残念な人という…
『ハロー効果』とか、『確証バイアス』とか、『学習性無力感』みたいな心理学用語にピクっとしちゃう人におすすめ。
青野君に触りたいから死にたい/椎名うみ
★★★★☆
衝撃的な読み切りから、連載スタート。
死んでしまった彼氏、青野君が幽霊になってしまうというお話。
狂気を含んだ表現がくせになる感じ。
これは、ホラーなのかな?
わたしはギャグ漫画として読んでる。
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿/天樹征丸 /金成陽三郎 /さとうふみや /船津紳平
★★★★☆
金田一少年の事件簿のスピンオフ。
犯人側の視点からのお話で『古畑任三郎』とか『刑事コロンボ』みたいな感じ。
事件の詳細は読者が知っていることが前提になっていて話のテンポがいい。
実は、元マンガは読んだことなかったけど、1巻はドラマの記憶で十分楽しめた。
或るアホウの一生/トウテムポール
★★★★☆
お前に呪いかけてやろうかな。一生将棋指しちゃう呪い!
って、1話の導入で心臓ぎゅっとつかまれる将棋漫画。
読んでいると、あぁ、こういう話を読みたかったのかもしれない。
と、気づく群像劇で、将棋を題材にしたお仕事マンガでもある。
コメディと、シリアスのバランスが天才的で、毎話が楽しみ。
まとめ
こうやってまとめてみると、ギャグ、コメディマンガが多くなりました。
気軽に読めてストーリーも面白いマンガが好きで人に教えたくなります。
9作品中4作品が小学館のマンガでした。
2017年は上記以外でも、小学館の青年誌で連載中のマンガをよく読みました。
作品のメディアミックスも盛んで、今、すごく勢いがあると思います。
ちなみに余談ですが、小学館のマンガの見分け方があります。
ふきだしのセリフに、句読点、や。が使われていたら小学館のマンガです。
子どもが読むので正しい国語教育のためだとか。
@nifty:デイリーポータルZ:吹き出しに句読点があるのは少年漫画だけ?
2018年も、たくさんマンガを読めればいいなと思います。
締め切りは過ぎましたが、#俺マン2017の発表は、1月13日だそうです。
2018年のマンガ選びの参考にしたいブログ記事
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
kaigyou-turezure.hatenablog.jp